RCC RLAY!

ひろしま戦前の風景 29.井の口海岸

大正15年(1926年)11月 撮影:藤井重一氏 広島市西区井口明神

井の口海岸は、明治時代末まで小己斐島(こごいじま)の岩礁が海辺に浮かぶ、絵葉書になるほどの景勝地で、「男明神島」と「女明神島」の夫婦島として知られていた。
しかし大正13年(1924年)に国鉄山陽本線と平行する形で広島瓦斯電軌(現広島電鉄)宮島線が区間開通、更に昭和8年(1933年)海側に観光道路が開通し、女明神島は姿を消す。
この映像は、女明神島が完全に姿を消す直前の夫婦岩時代と、山陽本線を走る蒸気機関車、宮島線を走るチンチン電車をとらえている。
「男明神島」の方も、1982年に完成した大規模な周辺の埋立事業により島ではなくなり、西部埋立第二公園内に「小己斐島」と表記、保存されている。海ははるか1㎞先となった。
参考資料 「広島県の歴史絵はがきと観光資料」 広島県立文書館 2010年

RCCテレビ60年特別配信『ひろしま 戦前の風景』

ピックアップ