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ひろしま戦前の風景 7.昭和産業博覧会 子供の国(D9002)

昭和4年(1929年)撮影:橘高寿人氏 中区基町

広島市主催の昭和産業博覧会第一会場(西練兵場:現在の紙屋町交差点北側一帯)には、様々な産業を展示した本館の他、満蒙館、樺太参考館、朝鮮館、台湾館、北海道館など、個性的なパビリオンも設けられていた。参考資料によると、前半映像にある朝鮮館は、「純朝鮮式宮殿作りの建物で艶麗優美な色彩」で、建物は「本館、即売場、食堂、来賓室」に分かれ、「即売場はあたかも朝鮮市場に入るの感あり、食堂では、朝鮮米、朝鮮料理を主要献立として、客を引いた」とある。後半映像は、第一会場西側の「子供の国」に設置された別途有料の遊戯施設、飛行塔とサークリングである。飛行塔は「高さ五丈の鉄塔に六人の利の模型飛行機四台を吊し、動力によって、これを旋回しつつ上昇、下降せしめると共に、プロペラーも回転せしめて、あたかも、実物飛行機に搭乗したと同様の感じ」で、「有料にも拘らず、何時も乗客満員という大人気」であり、「直径十五尺の円形座席で、定員約七十名を搭乗せしめ得る大サークリングもまた人気物の一つ」であった。
参考資料:「広島市主催昭和産業博覧会誌」 広島市役所1930年

RCCテレビ60年特別配信『ひろしま 戦前の風景』

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